- あおり
- I
あおり【煽り】〔「あおる(煽)」の連用形から〕(1)強い風に物が動くこと。
「爆風の~を食らって倒れた」
(2)ある出来事が他に及ぼす影響。「不況の~で倒産した」
(3)他人をある行動を起こすように仕向けること。 扇動。(4)カメラで, レンズの光軸と焦点面との角度を変えること。 また, その装置。(5)割り竹にうちわをつけた古い農具。 穀粒を徐々に落としつつこれであおり, 選別をした。(6)「煽り返し」に同じ。(7)近世, 芝居小屋の前で木戸番が客を呼び込むこと。 招き。~を食・うある出来事の影響を受ける。IIあおり【障泥・泥障】鞍(クラ)の四方手(シオデ)に結び付けて馬の腹の両脇に下げる, 泥よけの馬具。 毛皮または皮革製。 のちには装飾化し, 晴天にも用いた。 しょうでい。~を打・つ馬を速く走らせるために鐙(アブミ)で障泥を蹴(ケ)る。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.